バンダイナムコオンライン初の新卒入社メンバーとしてデザインチームで活躍する竹内さんと、
竹内さんの先輩であり上司でもある阪中さんに、お互いの関係性やチームでの日々について話を聞いてみました。
―お二人の繋がりは?
阪中さん(以下「阪中」):
昨年5月から、同じプロジェクトに関わっています。
竹内さん(以下「竹内」):
そうですね。
でもその前からも、よく気にかけていただいていました。
阪中:
竹内さんは2017年にバンダイナムコオンライン初の新卒社員として入って来てくれた4名のうちの1人で、
その中では唯一の自分と同じデザイナーということもあり気になっていて。
竹内:
別のプロジェクトにいた頃から相談に乗っていただいたり、
飲みに誘っていただいたりして、ものすごく親切にしていただきました。
―今年度からはお二人とも同じプロジェクトとなって実際に仕事をされているということで、
阪中さんから見て、竹内さんのお仕事をどう評価していますか?
阪中:
なんといっても、新しいものをどんどん吸収していく人です。
デザインの中でも作業的にプログラミング寄りなものがあって、元々プログラミングもやっていた僕がそこも担当していたんです。
するとそういうのを「やってみたいです」って言うので、「本当に?」と思いながら初歩的な部分だけ教えたら、
あとは勝手に自分で勉強してきて、「こんなのできました」って。
―どんなものができてきたんですか?
阪中:
めちゃくちゃレベル高いのができてて、唖然としました。なんならショックでしたね。
僕は結構頑張って勉強してきたのに、あっさりそのレベルのを作れるのかと。
ただその反面、安心もしました。
これならデザイナーとしてやっていけるし、バンダイナムコオンラインとしても信頼できるメンバーがいることは有益ですから。
これで僕も楽できるなと。
(笑)
―傍を楽にしてくれているんですね。
竹内:
なんかすごいやつだみたいに言ってくださってますが、勉強って、教材というか情報の収集と整理がものを言うと思います。
阪中さんが時間をかけて集めてきたものを整理してそれをわかりやすく渡してくださったから、
私はその一番大変な部分を省略して短い時間で勉強できたんです。
わからないことも「こうするとこうなる」というのを直感的にわかるように教えてくれたりしましたけど、
ご自身はきっと自分でいろいろ試して覚えられたんだろうなと思います。
―先人の知恵が正しく伝承されているケースですね。
阪中:
竹内さんは技術的なことも絵やデザインもできる。
そうでありながら遊撃手的に、毛色の違う業務をこなすメンバーたちのフォローもしてくれてます。
そんな感じで新しいことにチャレンジする竹内さんに、あれこれ教えようとしてたら、
別のメンバーも「教わりたい」ってなって、学習意欲が伝染したんです。
自分で知りたいと思ってるときって、とても吸収が早いし深いじゃないですか。
皆してぐんぐん伸びてる感じで、もう僕からだけでなく、自分でセミナーとかも行きますし。
プロジェクトとしてはなんとか残ったメンバーで穴埋めしてでも行ってもらったほうがいいんです。
例えば3日間のセミナーだったとして、そこでの3日間が、後々成果物の品質だけでなく3日以上の作業効率を生み出してくれるなら、損がなかったことになるので、迷いはないですよ。
―竹内さんにとって、そういった新しいものを身に付けることはどんな意味を持っていますか?
竹内:
新しいことを知ったりできるようになったりするのは、純粋に楽しいです。
その上それがそのまま武器になり、身に着ける応援をしてくれた会社やプロジェクトにダイレクトに、その武器で恩返しができる。
まだまだ力不足ですけど、早く皆さんの力になりたいので、貪欲になれるのかなと思います。
―以前からある技術やツールで今でも運用しているチームもあると思いますが、どんどん新しい技術を取り入れるべきと思いますか?
阪中:
ある程度自分のやり方を身に着けてしまうと、新しいツールや技術を学ぶのが大変だという気持ちは、わかります。
僕もしんどいときがあります。
下手に新しいものを取り入れてミスをするくらいなら慣れたやり方で安全に、という考えは、
正解ではないかもしれないが間違いではない。
でも、自分のメインひとつだけでなく、その周囲にあるいろんなことを学ぶと、メインへの理解も驚くほど深まります。
竹内さんはそういうことを体現して皆に示してくれて、それを見て感化された人が、実際に腕を上げています。
―逆に竹内さんから見た阪中さんのお仕事はいかがですか?
竹内:
阪中さんはデザイナーですが、それに加えてプランナーとエンジニア寄りの仕事もされています。
どうしてそんなにたくさんのことをされているのか伺ったら、
「僕は、ゲームで使うキャラモデルの制作が好きだけど、それよりも今携わっている開発中のプロジェクトを良いゲームにしてリリースすることが一番の目標だから」とおっしゃっていて衝撃でした。
マテリアルの作成やチームマネジメントまで色んなお仕事をされていて、本当に尊敬しています。
阪中:
それでも穴だらけだから、皆にフォローしてもらったり直してもらったりして、なんとかやってますけど。
竹内:
私は阪中さんのそのチーム第一の姿勢を見て、今自分がやっているチームのフォロー役という立場に胸が張れています。
―阪中さんの姿勢から竹内さんが受け取ったものがあり、それを見た他のメンバーがまた竹内さんから意欲を受け取る。
技術やノウハウはもちろんのこと、個別の精神や魂が伝播してチームのカラーが出来上がっていくんでしょうね。
お二人とも、ありがとうございました!