皆さん、こんにちは!

2022年からの数年は『GUNDAM EVOLUTION』や『BLUE PROTOCOL』といったビッグタイトルのリリースが控えた、バンダイナムコオンラインにとってとても重要なシーズン。
そんなタイミングで私たち、組織体制をアップデートしました。

今までと何が変わるのか? 
開発者にはどんなメリットがあるのか? 
そもそもなんで今?

弊社の設立メンバーであり、開発本部長を務める吉田大史に話を聞いてみました!

▲開発本部長の吉田 大史

ーまずは今回の組織体制の変更に至った経緯を教えていただけますか?

実は2009年の設立から、体制変更は何度か行っているんです。
組織のあり方に絶対的な正解はないので、そのタイミングごとに適した体制を構築することが最も重要だという考え方からです。

設立当初は、エンジニアやプランナーやデザイナーといった職種ごとの体制でした。
開発タイトルの規模が大きくなってプロジェクトに参加する開発者の人数も増えていき、職種間の連携が課題になりまして。
そこで、タイトルごとに部署を編成するプロダクション制に移行しました。
これによって各チームが職種に関係なく一体感を持って開発を推進できるようになり、それぞれの開発者にもいい影響があったと思います。
しかしその反面、どうしてもプロジェクトに閉じてしまいやすく、プロジェクト間の人の行き来や情報の行き来に乏しくなってしまうというデメリットもありました。

2022年からの数年は『GUNDAM EVOLUTION』と『BLUE PROTOCOL』のリリース・立ち上げなどバンダイナムコオンラインとして大きなトピックが待ち受けており、学びの密度が高い時期になるでしょう。
ここで得られる知見を、プロジェクト内で閉じてしまうのはあまりにもったいない。
できる限り全員で共有して、個々人の成長スピードを高めていこう。そういった思いから、組織体制の変更を決断しました。

ー具体的に、どのような体制になったのでしょうか?

タイトルごとにチームを編成するプロダクション制から、事業と開発に分かれた部署編成となりました。
大きく「開発本部」と「事業本部」に分かれており、私が本部長を務める開発本部はプランナー集団の企画部、エンジニア集団の技術部、アーティスト集団のVA部といったような職種ごとのチームで構成されています。

▲現在の組織体制

職種ごとのチーム編成とすることで、設立当初のような職種間連携に課題が生まれるのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、これまでのプロダクション制で培った信頼関係が土台にあるため問題ないと判断しています。
もちろん、数年後には今の体制が最適とは限りません。
最初に話した通り、絶対的な正解はありませんから、その時々に応じて組織体制を構築し直していければと思っています。

ー新体制にはどのようなメリットがあるんでしょうか?

まずひとつは、個人の学びや気づきを他の開発者に共有する機会が増えることです。
異なるプロジェクトに携わる同職種の開発者と接する機会が増えることで、プロジェクトを横断した情報の往来がしやすくなります。
この点に関しては、組織体制の変更以外にも様々な取り組みを行っています。
例えば、社内ブログを通じた情報共有であったり、日々の学習や工夫をデイリーログという形で日記的に残してもらうようにしています。
それらをひとつのツールに集約することで、情報へのアクセス性も高くなりました。
これまで定期的に開催していた勉強会についても、より力を入れていこうと思っています。

また、開発者ごとの志向に応じたキャリアプランを叶えやすくなったことも大きなメリットです。
これまでの体制ではプロジェクトに人を配置する考え方でしたが、新体制では人に対してプロジェクトを割り当てていく考え方になりました。
アサイン方法は、基本的に本人の意志を最大限尊重しています。
やはり私たちはエンターテインメントをつくっている集団なので、開発者自身が楽しんでいることが何よりも大切なんです。
自分が興味を持てないゲームの開発に携わるのは苦痛ですし、プロジェクトにもいい影響を与えません。
なので、最低でも月に1度1on1を実施したり、半期ごとの評価面談では必ず異動の希望があるか確認するようにしています。

ー新体制となったバンダイナムコオンラインが目指していく姿とは?

これまで以上に開発者の学びをシェアできる組織に成長していきます。
サービスのクオリティをあげていくためには、個人のスキルアップを積み重ねていく以外に方法はないんです。
開発者の能力を向上させること=ゲームを面白くすること。
ですので、個々の開発者の成長スピードと質をいかに高めていけるか。
それが、バンダイナムオンラインがいま最も注力しているテーマです。

ー最後に、バンダイナムコオンラインを転職先として検討している方へメッセージをお願いします。

とにかくオンラインゲームの開発に興味や熱意のある方は、ぜひ一緒に働きましょう。
特に、ワールドワイドで多数のプレイヤーが同時接続するシューターオンラインゲームを本格開発している会社は、国内ではあまりないと思います。
「日本発のオンラインゲームを世界へ」という思いに共感し、ワクワクしてくれる方を強く求めています。

新しい体制によって、オンラインゲーム開発未経験の方でもスピーディに経験を積めるようになりました。
まずは運用中タイトルのプロジェクトに参加いただき、オンラインゲーム特有のスピード感に慣れていただく。
その上で、自分にあったプロジェクトを見つけてもらうという流れになるかと思います。

今年は私たちにとってとても刺激的な1年になるはずです。
ともに学び、ともに成長していける新しい仲間と会えるのを楽しみにしています。

ー本日はありがとうございました!